好きなはなし 2

「自然農編 その2」

自然農を本業にしようとしている、
いろんな人に誘われるがままに、
各所を訪ねたり、講座なんかにも顔を出している頃。
私は何をしたいのか分からない高校生でしたが、
何かの刺激になればと参加していました。
(学校が休みの日は、
神戸駅の高架下の路上で手描きのポストカードなど売ってはいましたが、
絵の道に進むかは分からなかったころです)

ある日、福岡さんというお爺ちゃんにお会いしました。
泥団子というものを作る講座?
いろんな種を混ぜた土のお団子で、
緑化事業を成功された方のようでした。
(あとから、すごい人だと知りました)

そのとき、
「土地にあった種が成長する」
「どの種が成長するか分からないから、いろんな種を団子にして巻く」と。
これも面白いな〜と思ったのですが。

なにより面白いと思ったのが、
「日本のスイカの種でも、中国の砂漠で成長したときに違う色だったりする」
という話。
(聞いただけで、本当にそうなのか調べたわけではないのですが)

同じ素材が、成長する場所で、姿が変わるなんて!
それはきっと人にも言えることだろうと思いました。
過ごす場所で、人は変わり得る。
過ごす場所が、その人を作る。

私は、どこに根をはるんだろう??と思いつつ。
でも、いいお話だな〜と思いました。

「神経の可塑性」みたいな話は、
今でも好きです。

好きなはなし 1

「自然農編 その1」

高校生の頃、土日の休みに、
赤目自然農塾に通ってみる機会がありました。
(16年くらい前なので、自然農が若者に流行る少し前ですが。)

農業が絶対したい!というわけでもなかったのですが、
市販されているものが体に合わない体質だったのもあり、
自然農という方法や、その農園の自然のさま、
そこに勉強しに来ている人たちが、いつもの高校生活とは違っていて、
なんだか新鮮で、居心地がよく感じていたのを覚えています。

いろんな生き方、考え方に触れる中で、
私には好きな話いくつかあります。

「キウイの話」

淡路島の農園さんで、
果樹をやりたくて色々な種を撒いたけど、
どうにもキウイがうまくいかない。
そこで、あきらめかけていたところ、
歩いている時に、道端にポロリと種が落ちたらしく、
そこでキウイがグングン成長した。というお話。

頭で考えて、こうしたい、ああしよう!と思っても、うまくいかない時。
なんだかフッとうまくいく。

種が芽をだすのは、意外な場所だったりするということ。

自分が芽を出す場所は、まだ見つかって居ないけれど。
きっとあるんだ!と思えて、嬉しかったお話です。